質的研究のコード化・カテゴリー化を体系的に解説|実践ガイド

ケバ取り/素起こし/整文とは|質的研究 用語集

time 2026/01/21

読み方 ケバとり/すおこし/せいぶん
英語表記
関連カテゴリ コード化に適した逐語録

ケバ取り/素起こし/整文とは

ケバ取り/素起こし/整文とは、文字起こしの精度レベルを表す用語である。

「素起こし」は、フィラー(えー、あのー)、言い淀み、言い直しなどをすべて含め、発話をそのまま文字化したもの。「ケバ取り」は、フィラーや無意味な繰り返しを除去し、聞き取りやすく整えたもの。「整文」は、文法的に正しく読みやすい文章に整えたもの。

具体例

素起こし:「えーと、あの、私はですね、その、最初はちょっと戸惑って、戸惑いました」。ケバ取り:「私は最初はちょっと戸惑いました」。整文:「私は最初、戸惑いを感じました」。

よくある疑問

質的研究にはどれが適している?

特段の事由がない限りは「ケバ取り」が適している。素起こしは読みにくく分析しづらい。整文はニュアンスが失われる恐れがある。発言の意味を残しつつ読みやすい「ケバ取り」がバランスが良い。

関連用語

この記事を書いた人

タイナーズ 代表 西山勝之

タイナーズの代表者。2006年以来、議事録作成は元より、整文、要約、質的研究素材づくりなど、広く言語に関わる業務の陣頭指揮を執っている。言語学を応用した研究領域の大学院既卒者(修士)。表現のニュアンスを大切にしている。