2026/01/22
| 読み方 | ナラティブインタビュー |
|---|---|
| 英語表記 | narrative interview |
| 関連カテゴリ | インタビューの前に |
ナラティブインタビューとは
ナラティブインタビューとは、対象者の物語(ナラティブ)を自由に語ってもらうインタビュー手法である。
研究者は最小限の質問にとどめ、対象者が自分のペースで体験を語る時間を重視する。ライフストーリー研究、病い体験の研究などで用いられる。語りの内容だけでなく、語り方や構成も分析対象となる。
具体例
「がんと診断されてからこれまでのことを、ご自身の言葉で自由にお話しください」という一つの問いかけから始め、対象者の語りに任せる。研究者は基本的に聴き手に徹する。
「自由に語ってもらう」だけでいいのか
対象者が饒舌で話の組み立てが上手な人であれば、「自由にお話しください」で物語が流れ出す。しかし、寡黙な人、話の整理が苦手な人もいる。ナラティブインタビューは対象者の属人的な要素に左右される手法だ。
研究者は聴き手に徹するだけでなく、物語がスムーズに進むよう「方向指示器」の役割を果たすことも必要ではないか。それは誘導ではなく、対象者が自分の言葉で語りやすくするための補助だ。
→ ナラティブインタビューは「自由に語ってもらう」だけでいいのか
よくある疑問
半構造化インタビューとの違いは?
半構造化は複数の質問項目で語りを引き出すのに対し、ナラティブは対象者の自発的な語りを重視する。研究者の介入が少ない分、対象者自身の意味づけがより表れやすい。

