質的研究のコード化・カテゴリー化を体系的に解説|実践ガイド

主題分析(テーマ分析)とは|質的研究 用語集

time 2026/01/21

読み方 しゅだいぶんせき
英語表記 thematic analysis
関連カテゴリ 質的研究の基礎

主題分析(テーマ分析)とは

主題分析(テーマ分析)とは、データ内のパターン(テーマ)を特定し、分析・報告する方法である。BraunとClarke(2006)が6段階の手順として体系化した。

特定の理論的立場に依存しない柔軟なアプローチで、初学者にも取り組みやすい。

具体例

職場ストレスに関するインタビューを分析し、「業務量の多さ」「人間関係の難しさ」「評価への不満」といったテーマを抽出する。各テーマがどのように関連しているかを検討し、報告する。

よくある疑問

6段階の手順とは?

①データに親しむ→②コード生成→③テーマ探索→④テーマ見直し→⑤テーマ定義→⑥報告、という流れである。

コード化・カテゴリー化との関係

主題分析は、漠然と言えば「コード化・カテゴリー化をして分析すること」と理解しておおむね正しい。ただし、カテゴリーを積み上げればテーマになるわけではない。

テーマは「カテゴリーの上位概念」ではなく、データを貫く意味のパターンだ。コード化・カテゴリー化で止まると「整理」で終わる。研究者が解釈的に関与して初めて「分析」になる。

また、「インタビューのテーマ」と「分析で見出すテーマ」は異なる。インタビューガイドで決めるのは「問いの方向」であり、主題分析で見出すのは「答えの意味」だ。

テーマ分析(主題分析)とコード化・カテゴリー化の関係

関連用語

この記事を書いた人

タイナーズ 代表 西山勝之

タイナーズの代表者。2006年以来、議事録作成は元より、整文、要約、質的研究素材づくりなど、広く言語に関わる業務の陣頭指揮を執っている。言語学を応用した研究領域の大学院既卒者(修士)。表現のニュアンスを大切にしている。