2026/01/22
| 読み方 | ちくごろく |
|---|---|
| 英語表記 | verbatim transcript |
| 関連カテゴリ | コード化に適した逐語録 |
逐語録とは
逐語録とは、インタビューや会話の音声を一字一句そのまま文字に起こした記録である。「逐語」は「言葉を逐一(一つずつ)」の意味で、発言を省略・要約せず忠実に文字化したものを指す。
質的研究では、この逐語録が分析対象となる一次データとなる。コード化・カテゴリー化の精度は、逐語録の質に大きく左右される。
具体例
看護師へのインタビューで「あのときは本当に、何て言うんですかね、どうしていいか分からなくて」という発言があった場合、逐語録の作成ではその発言どおりに文章化することが求められる。フィラーや言い淀みなどの要不要の判断はこのインタビュー逐語録をどのように用いるかにもよるため、研究者ごとに判断すべき事柄である。
よくある疑問
逐語録と議事録の違いは?
議事録は発言の要点をまとめたものであり、作成者の解釈が入る。逐語録は発言をそのまま記録するため、元のニュアンスが保たれる。質的研究では、解釈を加えない逐語録が必要となる。
逐語録は自分で作るべき?
研究者自身が作成すると、インタビュー時の文脈を思い出しながら作業できる利点がある。一方、膨大な時間がかかるため、外部委託も選択肢の一つである。委託する場合は、研究目的に応じた精度(ケバ取り等)を指定することが重要である。

