質的研究のコード化・カテゴリー化を体系的に解説|実践ガイド

理論的飽和とは|質的研究 用語集

time 2026/01/21

読み方 りろんてきほうわ
英語表記 theoretical saturation
関連カテゴリ 質的研究の基礎

理論的飽和とは

理論的飽和とは、新たなデータを収集・分析しても、既存のカテゴリーに新しい情報が加わらなくなった状態である。

グラウンデッド・セオリーにおけるデータ収集の終了判断基準となる。「何人にインタビューすればよいか」という問いに対し、人数ではなく概念の飽和度で判断すべきとされる。

具体例

10人目までのインタビューで「時間的制約」「人手不足」「サポート不足」というカテゴリーが出揃い、11人目、12人目に聞いても新しいカテゴリーが出てこない状態。この場合、理論的飽和に達したと判断できる。

よくある疑問

何人インタビューすれば飽和する?

一概には言えない。研究テーマや対象者の多様性による。目安として10〜30名程度と言われることが多いが、人数ではなくカテゴリーの充実度で判断すべきである。

関連用語

この記事を書いた人

タイナーズ 代表 西山勝之

タイナーズの代表者。2006年以来、議事録作成は元より、整文、要約、質的研究素材づくりなど、広く言語に関わる業務の陣頭指揮を執っている。言語学を応用した研究領域の大学院既卒者(修士)。表現のニュアンスを大切にしている。