質的研究のコード化・カテゴリー化を体系的に解説|実践ガイド

沈黙・ポーズの記述とは|質的研究 用語集

time 2026/01/21

読み方 ちんもく・ポーズのきじゅつ
英語表記 pause notation
関連カテゴリ コード化に適した逐語録

沈黙・ポーズの記述とは

沈黙・ポーズの記述とは、発話の間にある沈黙を逐語録上に記録する方法である。

「(3秒)」「(沈黙)」「……」など、研究者や分野によって表記法は異なる。沈黙は単なる空白ではなく、ためらい、思考、感情の動きを示す重要なデータとなりうる。

具体例

「そのとき、私は……(5秒)……何も言えませんでした」。この沈黙は、当時の感情を思い出している、言葉にしにくい体験である、といった解釈の手がかりになる。

よくある疑問

何秒から記録すべき?

明確な基準はなく、どの程度の長さの沈黙に価値を見出すかによる。たとえば1秒と10秒を比べると明らかに回答者の心情が異なることが分かるが、だから1秒は不要で10秒を必要とするかどうかは研究者の判断による。

関連用語

この記事を書いた人

タイナーズ 代表 西山勝之

タイナーズの代表者。2006年以来、議事録作成は元より、整文、要約、質的研究素材づくりなど、広く言語に関わる業務の陣頭指揮を執っている。言語学を応用した研究領域の大学院既卒者(修士)。表現のニュアンスを大切にしている。